簡易課税なら経費の消費税区分は、確認する必要はありません
売上の預り消費税から計算するので、支払い側は影響しません
では、利益は?
消費税計上の仕訳は以下のとおり
仮受消費税 100 / 仮払消費税 30
未払消費税 40
雑収入 30
仮払消費税が大きくなると雑収入は下がる
雑収入がゼロになれば、次は雑損が生まれる
一方、仮払消費税を間違えて、非課税にすると100%経費になる
つまり仮払消費税にしても、しなくても、どちらも利益を減少させる
だから課税仕入れを非課税仕入れにしても、
簡易課税採用なら消費税にも利益にも影響しない
帳面をみたら、これは簡易課税かどうかを確認する
そして簡易課税なら経費の課税区分のチェックを完全に省く
またインボイスが始まっても、
簡易課税なら経費の証憑に登録番号があるか確認する必要はない
請求書や領収書の確認はするが、登録番号の確認を省いてもよい
仮受消費税のみ計算に使うから
その代わりに消費税の売上側の課税区分の業種に神経をつかうべし
課税売上は、当たりまえ
何種かという業種に神経をつかう
例えば、火を使って調理すれば、それは3種
火を使わず包丁だけで調理すれば4種
ドライバーだけで修理すれば4種
はんだごて、を使えば、火を使うのと同じなので3種となる
全体的にチェックするのではなく、ポイントを絞って重要な部分に神経を使う
常に簡易課税かどうか、という意識が必要
そうやって効率をあげていきます